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模擬プロジェクト研修「詳細設計」工程の紹介

皆様、こんにちは。
研修管理者兼講師の那須川です。

さて、前回は当校の「新卒Java研修」一番の特長ともいえる、模擬プロジェクト研修(以下「模擬プロ」と称する)の「基本設計」について説明しました。

今回は、基本設計が完了した後の「詳細設計」について、詳しく説明していきたいと思います。
詳細設計は、内部設計やシステム設計と呼ばれることもあり、ユーザーの目に見えない部分の設計を行うことを指します。

模擬プロで行うシステム開発では、データベースを扱います。
格納するデータに合わせたテーブルの構成、各テーブルの関係性(リレーション)を考え、各システムの画面に紐づいた内部機能の動作設計を進めます。
詳細設計では、ER図、テーブル定義書、詳細設計書を作成します。

当校オリジナルのテンプレートがあり、それを元に受講生が資料を作成していきます。

〇ER図

ER図は、テーブル設計における代表的な設計図で、正式名称は「Entity Relationship Diagram」となります。
Entityと呼ばれるデータのまとまり(Entity)と、それぞれのデータの関係性(Relationship)を表現した図です。

データベースを扱うシステム開発では、必ずER図が必要です。
ER図の作成は、システムに必要なデータを漏れなく洗い出すために必要な工程です。
正規化を意識し、データを格納するテーブルやリレーションを考えながらER図を作成します。

講師は、必要な項目が網羅されているか、テーブルの構成は適切かなどを確認していきます。
テーブル設計は、システムの根幹とも呼べる部分のため、ER図に誤りがあると後工程で大きな影響が出ます。
全行程の中でも講師が特に力を入れてレビューを行い、受講生がスムーズにシステム開発が進められるよう丁寧確認しています。
レビューが完了したら、テーブル定義書の作成に進みます。

〇テーブル定義書

テーブル定義書は、データベースにテーブルを作成する際に必要な、テーブル名、カラム名、データの形式をまとめた資料です。
作成したER図のテーブル情報をもとに、各テーブルの項目名称や制約についてまとめていきます。
データベースやテーブルを作成するために必要なデータ項目、内容、制約など細かな部分を決めます。

レビューでは、ER図と矛盾がないか、データ型や桁数は適切かなどを講師が確認します。
テーブル定義書まで作成が終わったら、最後に詳細設計書の作成を行います。

〇詳細設計書

要件定義書で定義した機能を実装するために必要な処理の流れ、データ取得、登録方法などを考えます。
他の人が設計書を見て実装ができるよう、分かりやすい記述を意識して資料をまとめる力を身につけます。
模擬プロでは、画面定義書で作成した画面に紐づく、メイン1機能分のみ詳細設計書を作成します。

こちらも、作成が完了したら、講師にレビュー依頼を行い、
講師は処理の流れや可読性を中心に確認を行います。

細設計書の作成まで終われば、模擬プロの詳細設計工程は完了となります。
詳細設計が完了したら、ついにお待ちかねのプログラミング(とテスト)に進みます。
次回は、この「プログラミング」「テスト」について、詳しく紹介したいと思います。

模擬プロにご興味を持たれた方は、是非一度お問い合わせください。

※過去の受講生が模擬プロで制作したシステムは「卒業生作品一覧」でご覧いただけます。

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