毎年大好評のTech Fun.jpの新卒向けJava研修。2019年度は、さらに収容人数を拡大し、カリキュラムもバージョンアップ。 新卒向けJava研修の申し込みを現在受付中です!
2018年3月20日に正式リリースされたJava 10。
昨年9月にリリースされたJava 9から、Javaは6ヶ月ごとにアップデートを続けており、つ
い最近ではJava 11がリリースされました。
https://www.oracle.com/java/technologies/javase-downloads.html
本記事では、Java 10から登場したよく使われる機能をひとつ紹介します。
大きな変更点として挙げられるものが、ローカル変数の型推論でしょう。
Java 10では、ローカル変数を宣言するときに型推論を使用できます。
では、実際に例を見てみましょう。
型推論については、すでにJavaScriptやC♯等でも使用されていますが、ローカル変数に
値を代入する際、右辺の記述から自動的にローカル変数の型が推定されるようになりまし
た。
このため、明示的にオブジェクトのデータ型を宣言する必要がなくなっています。こ
れはJavaの静的型付け言語の特長を維持しながらも、形式的な記述を減らしてより使いや
すい言語にすることが目的のようです。
ただし「右辺を見れば左辺の型がコンパイル時に判別可能であること」が、この型推論を
利用する前提として挙げられます。これは、Javaで「var」を利用することが、実行時に
変数の型を判断するという仕組みではないためです。
また、クラス変数や定数としては利用できないという点、ラムダ式による型の省略とロー
カル変数の型推論は併用不可であることもポイントです。
今回紹介したJava10の内容も含め、2019年度の新卒向けJava研修に向けて研修教材を鋭意刷新中です。
来年度も新入社員の皆さんの技術習得を全力でサポートしてまいります。