AIの導入で人材アサイン業務は抜本的に改善できる

人材アサイン

Tech Funの鈴木です。人材アサイン管理システム「HR Luck」の開発を行っています。

前回の記事では、優れた人材アサインを行うためには、「人事情報とプロジェクト情報の一元化」が不可欠であることをお伝えしました。部署をまたいで多角的なデータを集約し、分析できるようにすることで、プロジェクトと一人ひとりの人材を深く理解し、ベストなマッチングができるようになります。

理論的には、データが多ければ多いほど精緻な分析が可能になりますが、現実的にはその時間の確保は困難であることが多いのではないでしょうか。そのため、せっかく集めたデータの活用が十分になされず、最適なアサインが実現しないという本末転倒な事態に陥りかねません。

Tech Fun社は、この課題を解決するため最先端のAI技術の活用方法を探求してきました。今回の記事では、AIの導入が人材アサイン業務にどのような変革をもたらすかを解説します。

AIは圧倒的な業務効率化を実現

AI導入のメリットの1点目は、業務の圧倒的な効率化です。

そもそも、人間が目視で人材やプロジェクトに関するデータを一つひとつ確認し、人材の組み合わせを検討することは、簡単な作業ではありません。扱うプロジェクトや人材が増えるほど、考慮しなければならない情報が多くなります。アサインの決定に携わる関係者の人数が増えれば、会議や調整にも膨大な手間がかかることになります。

この問題を解決するのがAIです。AIを導入してデータを解析させれば、人間がデータを一つひとつ確認する必要はなくなります。

人材アサインのために開発した「HR Luck」なら、プロジェクトと人材をマッチングさせる独自のアルゴリズムも搭載しているため、AIがデータを解析した結果をもとに、複数の人材アサイン案を自動的に作成してくれます。人間が行うのは、AIがアウトプットした結果が問題ないかチェックすることだけになります。

Tech Fun社自身が「HR Luck」を導入したところ、従来アサイン候補者の選定にかかっていた時間を93%も削減することができました。

アサイン候補者の選定にかかる時間

なお、この数値はHR Luckを導入した場合のアサイン業務に要する時間を当社内の実績と独自調査・分析により算出したものです。

AIが持つ「人間を超える創造性」

実は、AIの凄さは、単に今まで行ったきたことを効率化するだけではありません。「人間にできなかったことを実現できる」ことも2点目の大きなメリットです。

HR Luckでは、AIの創造性を最大限に活かすべく、人材アサインのマッチング機能を開発しています。この機能を使えば、人間が思いつくことのできなかったプロジェクトと人材のマッチングの候補を複数提案したり、人員配置そのものを作成したりすることが可能です。

つまり、人材アサインの「アイデア」自体をAIが発見・作成してくれるということです。AIが単なる機械ではなく、まるで仕事の相棒のような、頼りになる存在になったと言えるかもしれません。

人間が考え出したアサインと、AIが作成した複数のアサイン。それぞれの長所や短所を比較検討すれば、優れた人材配置を選択することができます。このような試行錯誤を繰り返すことで、より戦略的な人材アサインや、プロジェクトの成功に繋げることができます。

仕事の仕方を変革するAIのポテンシャル

再びある企業の例を挙げます。

システム開発を受託するその企業は、多数のプロジェクト、大勢の人材を抱え、人材アサイン業務に多大な時間を要していました。

この悩みを解決するために行ったのが、「Excelファイルに人事情報とプロジェクト情報を一元化する」ことでした。この作業によって、関係者全員に必要な情報が可視化され、人材アサイン業務は大幅に改善しました。

さらなる改善のきっかけは、HR Luckを導入したことです。当初の目的は、専門のシステムによって煩雑なExcelファイルの更新作業から脱却し、データを管理しやすくすることでした。

ところが、試しにAI機能も使ってみたところ、HR Luckがもっと大きな可能性を秘めていることに気付いたのです。

そのきっかけは、メンバーの1人が、人材の評価情報のデータを追加すればするほど、マッチングの精度が高まっていくのを発見したことです。この発見を受けて、HR Luck上の管理項目を増やしつつ、積極的に多くのデータを登録するようになりました。結果は非常に良好で、HR Luckを上手く使えば、質の高いアサインができることがわかったのです。

AIが提案してくれる人材アサイン案に信用を置くことができるようになったことで、仕事の仕方が大きく変わりました。

以前は人間が生データをじっくり見るところからスタートしていましたが、現在はAIのアサイン案をベースに、定性的な部分を人間が見直し、最終判断する流れになりました。突発的なプロジェクトの発生や、急な方針転換を迫られた際にも、AIが即座にアサインの代替案を出してくれるため、迅速に対応できるようになりました。

プロジェクトの運営に余裕を持つことができるようになり、将来的に育成したい人材の抜擢や、成長機会の創出など、より本質的な改革に取り組むこともできるようになりました。

AI技術を探求して誕生した「HR Luck」

もちろん、AI技術は万能ではありません。登録するデータが少なかったり、項目が限られていたりすると、過学習(Overfitting)が起こり、限られた情報を過度に反映したアサインができあがってしまう可能性があります。

また、いくらAIの精度が上がっても、現在のところAIのアウトプットが正しいかどうかを判断するのは人間です。人間が適切な判断能力を持ち、最終的な責任を負わなければなりません。

それでも、圧倒的な性能と創造性を備えたAIは、大きなポテンシャルを秘めています。特に、常に数十から数百以上のプロジェクトを運営するなど、企業規模が大きくなればなるほど真価を発揮します。

AI技術の長所と短所を知り尽くし、活用方法の検証を繰り返して誕生したHR Luckは、多くのプロジェクトの現場で強力なパートナーとなってくれるはずです。

HR Luckは、すべての機能を無料で利用できるフリープランも用意しており、導入の際は担当者が丁寧なサポートを行います。ぜひお気軽にご相談ください。

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