サービス事例
ドライブレコーダー(IoT)を活用したテレマティクスシステムの開発
システム/プロジェクト概要
損害保険契約者を対象に、車両に取り付けた通信型ドライブレコーダで計測される走行情報を収集・蓄積し、ドライバーの運転評価・診断や、事故発生時の詳細情報を提供するシステム。
お客様の課題/要望
- 数十万台稼働時でも対応できるサービスとしたい。
- 将来的に同様のサービスを提供する可能性があり、拡張性を持たせた構成としたい。
- 既存サービスを運用している損害保険会社の子会社向けに機能をカスタマイズし、新たなサービスを立ち上げたい。
Tech Funが実施したソリューション
組み込みのクラウド通信ライブラリの開発
通信型ドライブレコーダに組み込まれるクラウド通信ライブラリを開発した。
大量のデータを漏れなく取得し蓄積
ドライブレコーダからの走行情報収集にKinesisを採用し、稼働台数の増加に応じてスケーラブルな構成にしつつ、数百億件の走行情報を格納するデータストアとしてTreasure Data Serviceに格納する構成とした。
高トラフィックに耐えうるインフラ構成
数十万台が常時稼働可能なAWSインフラ構成を実現した。
機能追加が容易にできるシステム構成
サービス共通機能と固有機能を分類し、Web APIで連携させることで、サービス固有機能のみの追加でさまざまなサービスに適用可能なシステム構成とした。
プロジェクト情報
対応工程 | 技術検証、要件定義、基本設計、詳細設計、実装/構築、テスト、リリース |
チーム規模 | 15名(Tech Funチーム体制) |
工数 | 150人月 |
主要技術要素 |
AWS (API Gateway, Kinesis Data Stream, EC2, Batch, Lambda, S3, RDS) DB (Aurora, DynamoDB, Treasure Data Service) Java 8 |
アーキテクチャ図
リリース後の効果/お客様の声
計画どおりサービスインさせることができ、稼働台数も順調に伸びてきている、との声をいただいた。
機能追加等でサービス拡充も行い、お客様のビジネスの発展に貢献することができた。