サービス事例
車載カメラのデータを用いた新規出店調査のための商圏分析システム
システム/プロジェクト概要
車載カメラにて記録した店舗および駐車場の動画から、店舗の大きさや種別、駐車場の広さや車の種別などを解析することで、地域ごとの傾向を分析し、新規店舗出店や既存店の売上拡大のための商圏分析をするシステム
お客様の課題/要望
- 今回は研究開発という位置づけであるため、以下の目的の実現性を検証することがゴールとなる。
- 目的:新規店舗出店を誘致するにあたり、商圏分析をしておくことにより、より有用な情報を出店検討企業に提携することで、新規出店の成功を実現させたい。
Tech Funが実施したソリューション
YOLO(リアルタイムオブジェクト検出アルゴリズム)を活用し、店舗および車の識別および検出を実装した。
車載カメラにて撮影した画像データをネットワーク上にアップロードをする際、細い回線を利用しなければならない制約があったため、解析に必要なデータのみをアップロードし、また直ちに店舗、駐車場、車の情報を判断できるように工夫した。
プロジェクト情報
対応工程 | 要件定義 (基礎論文調査等含む実装可能機能調査)、基本設計、詳細設計、実装/構築、テスト |
チーム規模 | 2名 |
工数 | 18人月 |
主要技術要素 | Python3、機械学習、YOLO v2、YOLO v3、OpenCV、車載カメラコントロール |
アーキテクチャ図

リリース後の効果/お客様の声
目的の実現性検証は行うことができ、パフォーマンス面でも問題ないとの評価をいただいた。
今後は、画像データの取得および利用について、システム以外の観点でクリアしなければならない課題があるため、そちらが解決したら、本格的な商用化を目指した開発に移行したい。