Eclipse(エクリプス)という統合開発環境(IDEとも呼びます)をインストールします。
Eclipseのような統合開発環境ソフトを使用しないで開発する場合、コマンドプロンプトでコンパイルや実行の操作をします。しかし、実際のシステム開発では開発効率も悪いため、より開発がしやすい機能が盛りまれた統合開発環境ソフトを使用します。
統合開発環境ソフトは、Eclipseの他、エンバカデロ・テクノロジーズ社(買収以前は、Borland(ボーランド)社)のJBuilder(ジェイビルダー)、オラクル社(買収以前は、Sun
Microsystems社)を中心としたコミュニティにより開発されているNetBeans(ネットビーンズ)などがありますが、Eclipseが最も使われている統合開発環境ソフトでしょう。
Eclipseは無料でダウンロードでき、誰でも利用できます。
Eclipseのインストーラは、日本語で表示されるようにカスタマイズされている「Pleiades All in One」を使用します。
「Pleiades All in One」は、Eclipse本体とPleiadesおよび便利なプラグインがセットになっているパッケージです。
インストーラは、以下のサイトからダウンロードします。
表示された画面上部にある「Eclipse X」(Xは西暦またはバージョン番号)のうち、リリースが新しいものが最新版です。
今回は「Eclipse 2020」のインストールを前提として説明しますので、そちらをクリックして進みます。
※ これ以降は「Eclipse 2020」のインストールを前提として記載しますが、バージョンが異なる場合は、設定画面も若干異なることがあります。
「Eclipse 2020」をクリックすると、以下の画面が表示されますので、縦が「Java」、横が「Mac 64bit」⇒「Full Edition」の「Download」ボタンをクリックしてください。
ダウンロードしたdmgファイルをダブルクリックし、「Eclipse」アイコンを「Applications」にドラッグアンドドロップしてください。
これで、Eclipseのインストールは完了です。
それでは、Eclipseの起動確認をしておきましょう。
「Applications」の「Eclipse」アイコンをダブルクリックします。
初回起動時、以下の警告が表示された場合、「キャンセル」をクリックします。
上記で警告が表示された場合は、「システム環境設定」⇒「セキュリティとプライバシー」を開きます。
「一般」タブの「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可」にて「このまま開く」をクリックします。
警告が表示されますが、気にせず「開く」をクリックします。
次回以降は、普通に「Eclipse」アイコンをダブルクリックすることで、警告が表示されず、Eclipseが起動するようになります。
Eclipseの起動には、少し時間がかかります。以下の画面が表示されますので、しばらく待ちましょう。
その後「Eclipse IDE ランチャー」ダイアログが表示されますので、ワークスペースのフォルダを選択してください。
ワークスペースとは、アプリケーションのソースファイルや設定ファイルなどを保存するフォルダです。デフォルトで表示されているフォルダを変更しても問題ありません。
ワークスペースを選択したら、そのまま「起動」ボタンを押下します。
これでEclipseが起動します。
起動すると、Eclipseの開発画面が表示されます。
これで、Eclipseの起動確認は完了です。