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未経験でエンジニアを目指している方は、入社後に自分がどんなエンジニアになっているか想像したことはあるでしょうか。入社はゴールではなく、エンジニアとしてのスタートになります。1年目は覚えることも多く、大変なイメージがあるかもしれません。
Tech Funには、エンジニア未経験で入社した社員が多くいます。未経験で入社し1年間働いた社員に、今回はインタビューをしました。新入社員研修、実務に入ってからどのような業務を担当しているのか、目指していきたいエンジニア像についても伺いました。実際にTech Funで働いてどのように感じたか、生の声をお届けいたします。

1.エンジニアを目指したきっかけを教えてください

R.Yさん:
大学では社会学を専攻し、家族社会学のゼミで、父子関係について調査していました。また、経済や経営学にも興味があり、大学卒業後に半年ほど、米国会計士の勉強をしていました。その米国会計士の出題範囲のBEC(Business Environment and Concepts)というビジネス科目に、IT分野があったことがエンジニア職に興味を持つようになったきっかけです。これまで学習したことのない未経験の分野で、Tech Fun入社4か月程前から、HTMLやCSSといった基礎勉強を始めました。

A.Mさん:
前職は公務員として働いていました。IT関係やプログラミングについては、全くの未経験でした。エンジニアとして働いている方に「専門性やスキルを身につけられ、個人の努力次第で仕事の幅を広げていける」と聞いたことが、エンジニア職について考えるきっかけに。専門的なスキルを身につけていくので自分自身の成長につながりますし、やりがいのある仕事をしたいと感じ、エンジニアとして働くことに決めました。

2人とも、前職は全くの異業種で未経験からエンジニア職を目指し始めたという共通点があります。Tech FunではIT業界やJavaでのプログラミングについて未経験でも基礎から学べるよう、3ヶ月の研修期間を設けています。研修の集大成として、模擬プロジェクト演習を行います。模擬プロジェクトでは、自分が考えたシステムを企画から開発まで行い、最後に社員の前でプレゼンをします。実際に研修を受けて仕事に取り組んできた一年間を振り返り、新入社員研修を受けてよかったと思うことを聞いてみました。

2.新入社員研修で成長できましたか?

R.Yさん:
模擬プロジェクトで自分が企画したWebシステムを完成させられたことは、目に見えて自分のスキルが分かったので自信を持てたと同時に、やる気にも繋がりました。模擬プロジェクトで手堅い内容のシステムにしてしまったのですが、もう少しユニークさやチャレンジした内容にすればよかったと思いました。Tech Fun自社での案件では、AWSサービスを用いたシステムが必須です。現在の新入社員研修カリキュラムにはAWSがありますが、私の頃はありませんでした。今だったら、AWSを使用し現場に近い内容の模擬プロジェクトをやってみたいです。新入社員研修では成績のフィードバックがあり、自分の力量や得意なことを知れて成長できました。最初の案件ではReact/TypeScript/Pythonに触れる機会があり、画面/API共に携われることができました。Lambda/CognitoといったAWSサービスも実装する機会があり楽しかったです。1年前には名前すら知らなかったものに触れて、理解できるようになってきたのが嬉しいです。

A.Mさん:
新型コロナウイルスの影響で、模擬プロジェクトのプレゼンをオンラインで行ったのが今でも印象に残っています。リモートで発表すること自体が初めてだったので、緊張しましたが良い経験になりました。自宅で淡々とプレゼンを進めましたが、多くの社員の方が見てくださったと知って驚いたと同時に、発表したという実感が湧いたのを覚えています。研修が終わった後、Java開発案件についたので、研修で行ってきたことを実践している実感があります。新入社員研修でJavaについて基礎から学習したため、業務にもスムーズに入ることができました。プログラムコードを見てどこでどんな処理をしているのか分かるようになったので、研修でエンジニアとして成長できたと思います。

新入社員研修の模擬プロジェクトが、二人とも印象に残っているようです。2021年度も新型コロナウイルスの影響で、新入社員研修をオンラインに切り替えて実施しています。Tech Funの研修内容は、自社で制作したオリジナル教材を使用しています。基礎からきちんと学び、その後のOJT期間でスムーズに案件に取り掛かれるように工夫を行っています。

3.現在携わっている実務について教えてください

R.Y:
オンプレミスの現行システムから、AWSへマイグレーションする案件を行っています。案件には、約40人のメンバーが携わっています。Java、Pythonを業務で使用しているのですが、新入社員研修での経験が実務で活かせています。業務で主に行っていることは、APIやバッチ仕様書作成、テーブル定義書やログメッセージコード一覧などの資料作成、バッチ処理実装、単体テストです。スケジュール通りに作業を進めていきますが、リーダーから優先度の高い仕事を任されたときは臨機応変に対応を行うようにしています。

A.M:
携帯電話申し込みシステムの開発・改修の案件に携わっています。約10人のチームで、作業にあたっています。設計、開発、テストが私の主な業務です。Javaを扱う案件なので、新入社員研修を受けてスムーズに案件に参加することができています。リーダーから指示された作業とスケジュールを最初に確認し、期限内に間に合うように予定を組み立てながら作業を進めています。分からないことや困ったときはチームメンバーに相談して、問題を自分で抱え込み過ぎないように気を付けています。

Javaの案件に携わることで、新入社員研修で学んだ内容を更に深く理解できるようになります。設計、開発、テストなどの業務を通して、チームで作業を進めていく経験を積んでいきます。未経験入社の1年目の時期に、基礎をしっかり研修で抑えていることがポイントになっているようです。

4.1年間で身につけたスキルや、自信を持てるようになったことを教えてください

R.Y:
最初の案件ではReact/TypeScript/Pythonに触れる機会があり、画面/API共に携われることができました。Lambda/CognitoといったAWSサービスも実装する機会があり楽しかったです。
業務で新しい技術に触れるとき、詳しい先輩社員に話を聞いて分からないことは相談していました。自分で大事なところをまとめるのはもちろん大事ですが、キャッチアップする時間がほとんどないので、実際に手を動かしてプログラミングをすることがスキルを身につけるには一番早いかと思います。まずは大まかに全体を把握して、1つ1つ細部を理解していくイメージで作成していました。その際、イメージしにくい部分をconsole.logなどで目視することで理解を深めていました。

A.M:
業務でJavaを扱っているので、1年前に比べて自信を持てるようになりました。1年前は、コードを見ても処理を読み解くことはできませんでした。研修を受けてプログラミングコードの意味が分かるようになり、実務でプログラミングを実装できるまでに成長できました。新入社員研修でJavaを学んだことが、業務を通してだんだん身についてきたと感じています。
また、プログラミングだけではなく、設計書などのドキュメントを読んで実装する力、テストを実施する際のテストパターンを考えることも、1年間で身につけてきたスキルです。まだまだ知らない技術も多いので、今後の業務や自分で勉強をして身につけていきたいと思います。

1年前は全くの未経験だった2人でしたが、プログラミングコードの意味を理解し自分で実装できるまでに成長をしていました。エンジニアは新しい技術や知識を得るために、自己学習が必要な職業です。業務で自信を得たり面白さを感じられることが、エンジニアとしてのスキルアップに繋がっていきます。将来どんなエンジニアになりたいか、今の目標を聞いてみました。

5.今後挑戦したいこと、身につけたいスキルを教えてください

R.Y:
会社に貢献し、グローバルな環境で活躍できるようになりたいです。今の目標は、技術を磨くことに専念おり、スキルや知識をどんどん身につけています。様々なプロジェクトに柔軟に対応できるような、応用力を身につけられたらと思っています。将来的には、学生時代に学んだビジネススキルを生かせるような、管理側の仕事にも携わっていきたいです。
現在は、業務で携わったことがないFlutterなどを勉強中です。Flutterはクロスプラットフォームで、1つのソースで複数のプラットフォームに対応したアプリ開発ができるという点に興味を惹かれました。Dart言語を使用するのですが、研修で身につけたJavaの経験がとても役に立っています。

A.M:
業務でJavaを扱ってきましたが、Linuxコマンドに触れる機会があり、サーバー系の知識を習得したいと思いました。自分の知識やスキルを広げたいので、業務で触れたものから少しずつ学習をしていきたいと思っています。
今後はJavaのスキルアップをしながら、前述のような知識や技術を身につけていけたらと考えています。できることを着実に増やしながら、新しい知識を得ることにも取り組んでエンジニアとして成長していきたいです。また、プロジェクトを管理してまとめたり、外部の人ともコミュニケーションを取っていけるようなエンジニアを目指しています。

今後様々な案件に参加することで、プログラミングスキルを磨いていくことができます。経験を積んでいくことで、プロジェクト管理やシステムの仕様決定などの上流工程にも携われるようになります。1年の経験を得て、自分が目指すエンジニア像や挑戦していきたいことが更に明確になったようです。

6.後輩社員に向けて、一言お願いします!

R.Y:
Tech Funの先輩社員は気さくで優秀な方がたくさんいて、分からないことも丁寧にサポートしてもらえました。若い社員も多いので、刺激を多く受けられる環境だと感じます。新入社員研修の教育制度が整っているので、一からJavaのスキルを身に着けたい方でも安心です。

A.M:
分からないことは自分で考えるのも大事ですが、先輩に聞いてしまった方がすんなり解決できることが多いです。新人は分からないことばかりなのが当たり前なので、先輩にどんどん質問しましょう!
どんなことでも、報告、連絡、相談を心掛けることが、スムーズに仕事を進めていくコツです。

未経験からエンジニアを育てるTech Fun

Tech Funは未経験のエンジニアが活躍できるよう、新入社員研修に力を入れています。基礎を一から学ぶことができるため、エンジニアとしてスタートがしやすい環境が整っていることが特徴です。先輩社員にも未経験入社のエンジニアが多くいるので、困ったことや悩みも気軽に相談してみてください。
スキルを身につけることも大切ですが、システム開発に必要な論理的な考え方も同じくらい大切なことです。Tech Funはいずれも新入社員研修で、しっかり教育を行うので未経験でエンジニアを目指す方が一歩踏み出すきっかけになれればと思います。

Tech Funでは、エンジニアとして活躍したい方を募集しています。一緒にTech Funでスキルを磨きませんか?ご応募お待ちしています。