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Tech Funには、AWS(アマゾン ウェブ サービス)資格取得者が数多く在籍しています。
今回は社内でもAWS資格保有数がダントツの、社員2名にインタビューを行いました。

Tech Funでは資格取得推進のため、資格取得支援制度として受験料の補助や報奨金制度を設けています。
資格取得で自分の知識やスキルを確かめることもでき、エンジニアとして業務の幅を広げることも可能です。
業務をしながら資格取得の勉強方法や、実際に業務に役立った資格についても聞いてみたので参考にしてみてください。

AWSの認定資格は4つの難易度に分かれています。
今回インタビューした社員2名は、AWSの全種類の認定資格に合格しています。

  • 基礎:6ヶ月程度のクラウドと業界の知識がある初心者向け
  • アソシエイト:1年間のAWSを使用した問題解決と解決策を実施した実務経験者向け
  • プロフェッショナル:2年間のAWSを使用したソリューションの設計、運用、トラブルシューティングの実務経験者向け
  • 専門知識:専門知識分野に関する技術的なAWSの経験に基づく専門知識の試験

1.Tech Funに入社してから取得した資格を教えてください

S.O:
AWSの全ての資格を取得しました。
LPIC-1 101 102、LPIC-2 201 202、LPIC-3 304(Linuxの認定資格)、OSS-DB Silver(オープンソースデータベースとPostgreSQLに関する資格)、CCNA 200-301(ネットワークの基礎やセキュリティの基礎についての認定試験)の資格をTech Funに入社してから取得しました。
業務に活かせるだけではなく、自分が更に興味を持って勉強したい分野を見つけられるので、資格取得をして良かったと思います。

D.S:
AWSに関する知識とスキルを身につけるために、AWSの認定資格の受験を始めました。
結果として、すべてのAWS認定資格に合格することができました。Tech Funは資格取得支援制度もあるので積極的に受験をしようと思い、AWS関連の資格取得を目指して勉強をしました。

2.取得した資格の中で最も難しかったものは何ですか?どのような点が難しかったですか?

S.O:
・AWS Certified Machine Learning – Specialty
機械学習という分野に業務やプライベートでも触れたことがなかったため、まずは問題文に出てくる用語から調べる必要があり勉強に時間がかかりました。
また、SageMakerなどのAWSサービスについての問題は少なく、本当の機械学習としての知識が問われるので、基礎知識をきちんと身につけている必要があると感じました。

D.S:
・AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル
範囲の広さと深さ、問題文量、問題数と時間配分、練習問題の翻訳間違い等、全てにおいて難しかったです。
時々翻訳間違いどころではなく、文章が途中で抜けてたりもするので、問題の原文は必ず目を通した方がいいと思います。

3.取得した資格の中で最も業務で役立ったものと、その理由を教えてください

S.O:
・CCNA 200-301
VPN環境の設計・構築、その際に起きたトラブルシューティングでVPNフローログを用いネットワークの流れを理解できたため解決が図れました。
AWSサービスの知識も大事ですが、やはり基礎的なネットワークの知識の習得無しでは様々なインシデントに太刀打ちできなかったと思います。
その後の実務においても、スイッチングやパケットの知識など、クラウドを用いる業務でもかなり役立っている資格です。

D.S:
・すべてのAWS認定資格です
そもそもAWSに対しての知識が0だったので、それが勉強を通して1になっただけでも役立ったと思います。

4.それらの資格の受験までどのように勉強を進めましたか?

資格名、学習期間、学習総時間

S.O:
大体1つの資格に対し2~3週間かけて集中して取るスタイルでした。
平日は3時間、休日は7時間ぐらいやってます。

D.S:
立て続けに受けたことと、それぞれのAWS資格の内容にオーバーラップ箇所があるので、どれにどれだけかけたか不明です。
ただ、勉強開始から全部取得するまで半年かかりました。

勉強をしていた具体的な時間帯とその理由

S.O:
コロナ前は通勤にかかる時間、休憩時間も勉強に充てていました。
リモートワークが本格的に始まってからは、就寝数時間前と早朝にインプットしています。
寝て起きても覚えている事ってそう簡単には頭から離れないので、それを利用して知識の肉付けしていく感じです。

D.S:
平日の夜は、ほぼ毎日2時間ぐらい勉強してました。
土日に試験を受けるので、金曜の夜~土曜の朝は、いつもよりも長く集中的に勉強してました。

勉強に使ったもの

S.O:
大量にあるので書ききれないのですが、やっぱり公式ドキュメントや公式からの教材に勝るものはないと思います。
Web教材は、意外と内容が間違えてる場合もあるため、公式のものが役立ちました。

D.S:
主にA Cloud Guruというサイトです。
一部新しい資格は、WHIZLABSで問題だけ手に入れて、その他はドキュメントを見たりして勉強してました。

5.どのようにモチベーションを維持していましたか?

S.O:
モチベーションの管理は特に意識していませんでした。やる期間と時間を決めて、その枠内で勉強をやるということを徹底していました。

D.S:
あんまり考えなかったです。ただ昔から勉強したくない時は、嫌々やっても仕方ないと思うタイプなので、勉強は一切しない時もありました。根を詰めてやり過ぎず、適度に息抜きはするようにしていました。

6.他の社員へおすすめの資格はありますか?その理由もあわせて教えてください

S.O:
自分の興味のある・技術を伸ばしたい分野の資格を取得するべきだと思います!
やはり、好きなものや目標としているものが、知識が身につきやすいように思います。
資格はあくまでも認定レベルなので、もっと深堀したいという知識欲も駆り立てられますし、全てがプラスに転じます。

D.S:
自分の場合は、あくまでも勉強のきっかけとして受けたので、この資格がおすすめというのはないです。
どの勉強を通しても何かしらの知識は得られますし、また、その時に自分が持っている知識の確認はできるので、気になる内容であれば何を受けても身になると思います。


S.Oさん、D.Sさん、お忙しいところインタビューへのご協力ありがとうございました。
そのときどきのモチベーションに振り回されず、きちんと勉強を進めるという回答が共通しているので、資格取得を目指す方は勉強の計画を立ててみてはいかがでしょうか?